石川県七尾市中島町で古くから栽培されてきた伝統野菜 中島菜(なかじまな)
全国的には無名ですが、実は高血圧を抑制する酵素を含んだ機能性野菜として注目されています
そんな中島菜を含んだ手延うどんが販売されており、知る人ぞ知る逸品として根強い人気を誇っています
当記事では中島菜手延うどんを使った夏にぴったりで何度も食べたくなるレシピもご紹介します
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もくじ
“中島菜”ってなに?
石川県七尾市中島町では「中島菜」という伝統野菜が栽培されています
全国的な認知度は全くないと言っても過言ではありませんが、実はとてもすごい野菜であることが研究で分かっています
中島菜は高血圧を抑制する「アンジオテンシン(ACE)」の働きが他の野菜に比べて強いという研究成果があり、血圧を調整する機能性野菜であることがわかっています(詳細はこちら)
加えて中島菜は冬越しをするため害虫がつきにくく無農薬栽培ができることも大きな特徴です
味は独特なほろ苦さと辛味があり、主な食べ方としては漬物が主流です
実は2001年には”午後は◯◯おもいっきりテレビ”で紹介されたこともあります
中島菜を使った製品・コラボ商品のご紹介
中島菜は独特のほろ苦さと辛味を持った野菜で、主な食べ方は漬物が一般的でした
地域の小学校では給食に中島菜入りご飯を度々提供し、筆者は文字通り苦い思いをさせられていました
中島菜の味に関しては好みが分かれることもあり、その素晴らしい特徴を活かすために様々な利用方法を模索しつつ今日に至ります
そんな中島菜を用いた製品やコラボ商品をご紹介します
能登中島菜ざるらーめん(8番らーめん)
石川県を代表するソウルフード「8番らーめん」
関東住みの筆者も帰省の際には必ず食べるほど石川県民にとって必要不可欠な存在となっています
自宅で8番らーめんをいただける商品が販売されていたりと多様な楽しみ方ができます
そんな8番らーめんが期間限定で提供するのが能登中島菜ざるらーめんです
(‘8’)📢 おまたせ!
冷やしメニュー4/21発売!\春夏限定/
❄️ざるらーめん
❄️能登中島菜ざるらーめん
❄️冷めん(^8^)ノ 大盛り・テイクアウトOK!
みなさまのご利用をお待ちしております。 pic.twitter.com/2W5UUN9IZt— 8番らーめん🍜〈公式〉 (@8ban_ramen) April 21, 2021
販売期間は春夏限定、2021年は4月21日から販売を開始していました(2021年8月現在、販売は終了しています)
毎年の販売開始を待ち望んでいるリピーターが数多くいる人気メニューです
中島菜手延うどん
次にご紹介するのは「中島菜手延うどん」
自宅で手軽においしく中島菜を味わえて、さらにつるつると喉越しのいい手延うどんは食欲をそそります
調理方法も3分〜5分ほど茹でて冷水で締めれば完成とかなり簡単
日持ちもするので贈答品でも喜ばれること間違いありません(筆者はもらって大喜び)
しかしこの中島菜手延うどんにも弱点があります、それはレシピのレパートリーが少ないことです
作り手の料理経験と調理センスに委ねられているのは事実ですが、今回は誰でも簡単に作れるレシピをご紹介します
中島菜手延うどんの簡単レシピをご紹介
中島菜手延うどんを使った簡単レシピ「薬味たっぷり!ぶっかけうどん」をご紹介します
暑くて食欲が落ちる夏でもするする食べられちゃうおすすめレシピです
材料を選べばお子様でも召しあがれる老若男女問わず好かれるのでぜひとも試してください!
- 中島菜手延べうどん 1袋(200g)
- トマト 中サイズ1個
- きゅうり 1本
- 大葉 10枚
- ミョウガ 2個
- 生姜 半個(チューブで代用可能)
- ツナ 1缶(70g)
- マヨネーズ 適量
- めんつゆ(濃縮タイプ) お好きな濃さで300ml
続いて作り方をご紹介しますがやることは「切る」「茹でる」この2つだけです
① 材料を切る(下準備)
トマトはさいの目状に切り、めんつゆとあえて冷蔵庫で冷やします(氷を入れると時短可能、味が薄くなるので注意)
きゅうり・大葉・ミョウガは千切りにします
きゅうりはスライサーを使ってください、断然楽です
生姜はすりおろしてください(しょうがチューブで代用可能)
ツナ缶は油を切りマヨネーズとあえてツナマヨにします
お好みで粗挽き胡椒を加えると味にメリハリがついておすすめです
時間に余裕があるときには全ての材料を冷やしておくと食べやすくなります
② 中島菜手延うどんを茹でる
中島菜手延うどんを茹でます
バッページの裏に調理方法が記載されています
- 大きめの鍋に2〜3リットルのお湯を沸騰させ、麺をパラパラと入れ、軽くかき混ぜる
- 麺の茹で上がり具合を見ながらお好みのやわらかさ(目安3〜5分くらい)に仕上げる
- 茹で上がった麺をザルにあげ、冷水で冷えるまで洗い、水を切る
普通の乾麺と変わらない調理方法なので失敗はしないと思います
参考までに麺を茹でる時間は3分がベストだと感じています
さらに加えるなら茹で上がった後は氷水で締める方が麺のツルツル感が増すので手間を惜しまない方がいいです
③ 麺と具材を盛り付ける
ここまでくれば残りは盛り付けだけ!
盛り付け方は人それぞれですがオススメは
- 大きなお皿に中島菜手延うどんをよそう
- トマトを漬け込んだめんつゆをうどんにかける
- きゅうり→大葉、みょうが→ツナマヨの順に乗せる
- 生姜のすりおろしはお好みで調整できるようにお皿の脇へ
これで完成です!
盛り付け方のコツは具材を高く積むことです
上の写真のように高く盛り付けると豪華な印象を与え、目にした時にテンションが上がります
何度も食べていくうちにベストな盛り付け方やアレンジが見つかると思います
中島菜手延うどんではなく素麺でも代用できるのでお好みに合わせてお楽しみください
散々お伝えしていますが、こちらのメニューは作るのが簡単なので一夏に何度も食べたくなります
筆者は2021年夏で5回以上食べています(中島菜手延うどんが無くなりました)
そしてネタバレをさせていただきます
こちらのメニュー、オリジナルではなく元ネタがあります
よしながふみさんの「きのう何食べた」で紹介されたメニューが元になっています
ドラマ版でもこのメニューに触れていますが、マンガの方が作り方は詳しく書いてあります
もし原作が気になる方がいらっしゃったら是非とも読んでいただきたいと思います
まとめ
世間には知られていないけどローカルでは抜群の知名度を誇る野菜が日本にはたくさんあります
中島菜もそのうちのひとつですが様々な食材とのコラボや特性を活かした調理方法で持ち味を発揮しています
石川県には「五郎島金時」「加賀蓮根」「沢野ごぼう」など数多くの伝統野菜が栽培されています
石川県に訪れたときには地元で採れたおいしい野菜を堪能してください