石川県には年末にしか食べられない和菓子があることをご存じでしょうか
その名も「福梅」
まさにこれから新年を迎えるために生まれた和菓子と言えるでしょう
さまざまな菓子処で販売しているのであなたのお気に入りを見つけてください!
正月の和菓子といえば「福梅」
大掃除やお歳暮など新しい1年に向けていろいろと準備することがあり大忙しな年末を迎えているのはないでしょうか
しかし年末しか味わえない和菓子が石川県にあることをご存じでしょうか
その和菓子は「福梅」といい、Wikipediaに掲載される(こちら)ほど地元民には親しみを感じる和菓子です
見た目からわかるとおり梅の形をした和菓子で最中の表面には砂糖がまぶされ、まるで雪化粧をあしらったような装い
中にはしっかりと練られた小倉餡がぎっしり詰まっており1個でもかなりの満足感を堪能できます
福梅の歴史は1700年代中盤、加賀藩前田家の第十代目藩主前田重教の時代、新春の茶席に献上されたものが正月の菓子として伝えられたのが始まりとされているそうです
献上された正月菓子が次第に金沢城下に広まり、やがて前田家の家紋である「剣梅鉢」(けんうめばち)が形取られた和菓子として伝えられました
和菓子1つで歴史を感じることができるのは菓子処として栄えている金沢の特徴ではないでしょうか
今年は柴舟小出の福梅を堪能!
私事(@ishikawa_u_turn)ですが年末年始は帰省しなかったので石川県のアンテナショップ「いしかわ百万石物語 江戸本店」で柴舟小出さんの福梅を購入しました
【写真】
まさか柴舟小出さんの代名詞である和菓子「柴舟」よりも先に福梅をいただいてしまう計画性の無さはさておき、さっそくいただきます!!
はぁ…最高に美味…
柴舟小出さんの福梅は上白糖がまぶされ、パリッとした最中でつぶ餡をはさんでいます
一口食べればつぶ餡の濃厚な甘みが脳天を突き抜け大満足!
率直な感想としては柴舟小出さんがこんなに美味な餡子を作れることを知らなかった(単純な不勉強)
柴舟小出さんといえば生姜のおせんべいであり、餡子のイメージは薄い印象だったんですが改める必要がありました
なんと関東に3店舗も出店されているため勉強のしがいがありますね〜
福梅はいろんなお店が販売しています
福梅は石川県内のさまざまな和菓子屋さんが販売しております
その一部をご紹介させていただきます
もう福梅は食べられましたか?
今日のお菓子は【福梅】です😊
石川県民には馴染み深い冬の風物詩です!❄
福梅を見ると冬が来たなと感じますね😌福梅の梅の形は加賀藩主前田家のご家紋である剣梅鉢から由来しています✨ pic.twitter.com/P361B6lfSh
— 加賀藩御用菓子司 森八 (@morihachi08) December 21, 2022
金沢のお正月のお菓子「ふくうめ」
中田屋の「ふくうめ」の餡は北海道産大納言小豆を用いた粒餡で柔らかめ、最中種はほんのり甘く、砂糖の仕上げは「赤がざらめ」「白がすり蜜」の2種です。
今年も各店で2個入を販売します。https://t.co/BFbfDx1UrD
是非ご賞味ください。#きんつば中田屋 pic.twitter.com/AOVKDZibLR— きんつば中田屋 (@kintubanakataya) November 30, 2022
老舗の森八さんや中田屋さんも福梅を販売しており、それぞれの個性を味わえます
石川県内にお住まいの方は食べ比べてお好みの福梅を見つけてみてはいかがでしょうか
柴舟小出の基本情報
名称 | 柴舟小出 本社 横川店 |
住所 | 石川県金沢市横川7丁目2−4 |
営業時間 | ◯平日:09:00~18:30 ◯日曜・祝日:09:00~18:00 |
定休日 | 1月1日、2日 |
SNS | ◯公式サイト |
柴舟小出さんは関東で3店舗出店しております(2023年1月現在)
各店舗情報は①東京都)三越 日本橋本店 ②東京都)髙島屋 新宿店 ③神奈川)髙島屋 横浜店と百貨店に出店しており駅近でアクセス◎なので近くにお越しの際はお立ち寄りください
まとめ
改めて思いました、福梅は本当にうまい!
そしてこんな思いも抱きました『福梅は年中販売すべきだろ!!』
でも年中販売していたら毎日食べちゃうから危ないな…
年の瀬だからいいかぁ…という理由をつけて背徳感を感じながら食べる福梅が最高なんですね